先日新しい保険に加入する際に病院へ健康診断にいきました。
なんて事ない血圧、身長、体重、医師の問診という通常の健康診断です。
今まで引っかかった事なんてないので、軽く考えていたのですが、なんと血圧が150を超えてます。3度図ったのですが、全て150オーバー。下も100オーバー。私も保険会社社員さんも「えっ?」です。医師にも「再検査になる可能性大ですね~」と言われました。
まさかの加入できないかも・・・です。自分が血圧上で保険に入れないなんて考えてもいませんでした。
結果的には加入はできましたが、保険料はドーンと上がった上に条件も制限。痛い状態です。
今から状態を戻しても2年は条件がほぼ変わる事は無いそうで、通常の保険料にするには2年後健康状態で再度加入し直す必要があります。
そこで落ち込んでいた私に保険会社社員さんは「保険に入るとか以前に、あなたの体が心配です!一緒に頑張りましょう!」と言ってくれました。このまま進めばまず病気になる可能性は大ですと、医師にも保険会社にも言われた私は血圧を落とす事を決めました。
仕事は座り仕事ですし、食べたいものは食べる生活をしていたので、体重増加・運動不足が原因です。まさに自分のせいです。
そんな私が3週間で通常の血圧値まで戻し、現状も維持している方法をご紹介します。
目次
なぜ血圧が上がるのか?原因は?
心臓から脳や筋肉に酸素を十分に送る為に圧力をかけて血液を送り出す、これが血圧です。
高いという事は原因があって圧力がグッと強くなっているという事になります。
食生活は非常に重要です
ラーメンや揚げ物など味が濃い食べ物は美味しい。
若い時はラーメンの汁まで飲み尽くしても体調に変化はありませんでしたが、最近では食べ終わった後のもたれが酷い。
塩が多く入ったパスタを食べると食べてる途中からふらっとします。
美味しいからといってそんな食生活を続けていると塩分過多になって血圧が上がってしまいます。
慢性的な運動不足も深刻です
運動といっても、ダッシュしたり、重いものを持ち上げたりなどの息が切れる程のきつい運動は血圧を上げます。
血圧が高い場合は、ウォーキングなどの軽い運動を続ける事が大事です。
体重の増加(肥満)に注意!
上記の食生活や運動不足が定着してしまうと、体重の増加につながります。
体重が増加すると、血液中のナトリウムが増加し、それを薄めようと血管に水分が流れ、全体の血液量が増える為に血圧が上がってしまいます。
ストレスが原因で血圧が上がる
血圧は自立神経でコントロールされていますが、嫌な事や我慢する事などストレスを貯めすぎると、心拍数が増加して心臓から送り出されるの血液量が増える為、血圧は上昇します。
今の世の中イライラする事は多いのですが、なるべくストレスが少ない生活環境や対処法が必要となります。
なるべくといっても・・・と思いますが、体には重要な事です。
お酒の飲みすぎ・たばこの吸い過ぎ
お酒はその時ちょっと飲むだけなら問題はありませんが、そのちょっとをずーっと続けてる、または日々飲酒量を多く取っている人は血圧が高くなっていきます。
たばこは「一害あって一利無し」の言葉通り、まったくいい事はありません。
吸う度に心臓に負担を掛けるのがたばこです。吸えば血管収縮や動脈硬化をもたらすように体は働くので、血圧は上がります。
吸わないに越したことはないですね。
血圧が上がると体はどうなる?
以上な血圧高状態が続くと体に異常が出てきますし、心疾患(心臓の病気)や脳血管疾患(脳梗塞など)になるリスクはグーンと高くなります。
血圧が通常より高い数値を継続していると影響が出るのは体だけじゃありません。
140以上血圧があると、保険に加入したくても通常料金と内容で契約するのが難しくなります。状態によっては再検査や審査に通らず保険加入を断られる場合もあります。
病気になる可能性があるのに保険に入れない。
保険会社は「病気になる可能性が高い人」は「保険料を支払う可能性が高い」ため、条件付きまたは保険加入を断ります。
充分な内容で保険に加入できない場合、いざ病気になって入院した場合に自費で支払は無ければなりません。
脳や心臓の入院や治療は数日で終わる事はなく、何カ月または数年もしくは一生治療が必要となります。その際全額負担で治療を続けるのは非常に辛く、病気を良くしたいのに生活が苦しくなる事でしょう。
歳をとればとるほど、病気になるリスクは高くなり、保険に入るには保険料がある程度普通の年齢から加入する必要があります。
生活の面からいっても、血圧が常時高いというのは非常にリスクを背負うという事になります。
男性は小便を立つより座ってした方が良い
男性は昔から立って小便をしてきました。子供の頃からです。どこのトイレにも立ってする便器が並んでいてそれが当たり前でした。
ただ、血圧の事を考えると小便は「座ってした方が良い」のです。
立ち小便は尿を遠くに飛ばす必要があり、そのため腹圧がかかってしまいその結果血圧が急上昇する場合があるのです。
血圧が急上昇を脳梗塞や心筋梗塞などの恐れがあるので、防止として座って小便をする方が良いのです。
血圧が高い時は温める?冷やす?
血圧が高い時には体を温める方が良いです。皮膚が冷たい!と感じている時は血圧は上昇します。
特に首は血圧を下げるには重要です。
首には「動静脈吻合」という血管があり、この血管が体温調節には重要なんです。
首にタオルを巻いたり、薬局などに売っているホットパックを当てて温めると血圧の上昇の防止になります。
冷房などがガンガン効いた部屋などは血圧が上がりやすいので、首だけでも温めると効果があります。首を数分温めただけでも血圧計の結果は違いますよ。
血圧が高い時の入浴は注意!気を付けたい入浴方法
お風呂は暖かくて、血圧の上昇を防ぐ方法の1つです。
ただし、急激な温度変化は非常に危険です。
冬は特に部屋が寒いので、脱衣所が寒く、早く入りたくてそのまま熱い湯船に浸かったりする経験は皆さんあるのではないでしょうか。
この行動が血圧の急上昇につながります。
先ほど「温めたら血圧上昇の防止になる」とお伝えしましたが、
寒い所から急に暖かい所、逆に暖かい所から急に寒い所へ移動すると、交感神経が刺激され血管の「平滑筋」が収縮した結果、血圧が上がってしまうのです。
入浴時の血圧上昇のリスクを避けるためには、
- 脱衣所などのお風呂に直結している場所は簡易ストーブなどを利用してなるべく暖かくする
- 湯船に入る前には掛け湯をする。いきなりザバー!ではなく、ゆっくり少しずつ体を暖めていく。
- 湯船のお湯は暑すぎない程度(40度に達しない程度の温度)にする。
- 湯船に入る時、出る時はゆっくり。特に出る時に動くと立ちくらみなど起こす原因にもなります。
血圧を下げてくれる食品たち
血圧を下げる効果がある食品があります。
ただし急激に下げたいからといって、多量は禁物。毎日少量の摂取を続けましょう。
レモン
レモンの成分のクエン酸の摂取が血圧の上昇を抑制します。
お酢
食酢は毎日摂取する事で血圧が低下する効果があります。
※一回に大さじ1杯。
きのこ
シイタケやマイタケは血圧降下作用の効果があります。
血圧は毎日図って自分の体の状態をチェックする
血圧を図るのは年に1度の健康診断くらいだったのですが、血圧を気にするなら血圧計は必須という事で購入しました。
血圧計といっても腕にはめるものから手首で測れるものなど種類も金額もピンキリ。
一度電気店で試しに使ってみた手首にはめるタイプのものは、図る際に圧をかけるベルトの音が非常にうるさくて断念しました。
腕に巻くものや、直接腕を入れるタイプはサイズが大きく毎日図るためにリビングに置いておくには非常にかさ張るので、どうしても手首に巻くタイプがほしかったのです。
そこで、みつけたのが「オムロン血圧計(手首式)」でした。
手首に巻くタイプで、コンパクトで全然かさ張りません。
圧をかける時も音鳴ってる?くらいに静かなので非常に使いやすいので満足でした。
毎日使うものは、使いやすい・かさ張らない・邪魔にならないが鉄則。
これなら旅行先にも簡単に持っていけるので楽です。
コンパクトな血圧計
血圧計といえばかさ張る大きいイメージでしたが、非常に小さい。手首に巻くタイプですが重さもほとんど感じない程薄くて軽いので、年齢関係なく利用しやすいと思います。
手首に巻いてボタンを押すだけ
手首に巻いて「測定ボタン」を押すだけの簡単操作で、音はほぼ無いくらい静か。
パッと出してパッと図れる使いやすい血圧計です。
私が毎日行っている血圧を下げた方法と毎日の流れ
血圧が150以上まで上昇した私が行ってる1日の流れをご紹介します。
今は130台で安定していますが、寒かったり体重アップでまだまだ油断はできませんので、下がってからも毎日続けています。
これで全ての人が下がる訳ではないでしょうが、私は3週間で平常時まで下がって今でも安定しているやり方なので参考にしてみてください。
他にも色々な方法があると思うので、自分なりの続けやすい方法を見つける事も大事ですね。
- 朝起きて血圧を計測
- ポッカレモン100を1、2適入れたお湯を飲む。(ほんのりレモンの味がする程度)
- 仕事中は主に温かいお茶
- できる時は20分程度のウォーキング(散歩程度)
- お風呂上りにオレンジジュースかリンゴジュース200mlに食酢大さじ一杯を混ぜて飲む。
- 寝る前に血圧を計測
注意してる事
- 食べ過ぎない。またはゆっくり食べる。
意識すると段々と満腹感が増して食べる量が減りました。 - 揚げ物、味の濃いものはたまに。食べない!と決めると逆に食べたくなるので、週1度くらいは食べる様にしてます。
- 野菜は多少の塩とオリーブオイルで食べる。ほんのり塩味程度にしてください。
あまり制限を掛け過ぎると逆に反動が出がち。
たまには好きなものは食べられる様にした方が心にも良いと思います。
それでも下がらない場合は医師へ相談
血圧は年齢や生活環境も左右するので、同じ事をしても下がりずらい人もいると思います。
食事制限、運動をしてるのにどうしても下がらない方は、医師へ相談しに行く事をおすすめします。
血圧の上昇は病気への一歩、なってしまってからでは大変な事になります。
健康であるからこそ今があるので、体調には十分注意したいですね。