【妊娠】妊娠中の飲み物は何をどのくらい飲んで良いの?

妊娠さんは毎日約2リットルの水分摂取が必要です。
しかし、妊娠中は摂取できない、又は、摂取量に注意が必要な飲み物が多くあります。
中にはノンカフェインで栄養価も高く、妊婦にとってマイナートラブルの予防に効果的な飲み物であっても、実は過剰摂取に気を付けなければならない物もあります。
お腹の赤ちゃんや母体への良い効果や、妊娠中の気分のリラックスの為にも、安心して飲める自分好みの飲み物を知っておきたいですよね。
後から心配する事の無いように、適量を知り安心して楽しみましょう♪

妊娠中に摂取NGな飲み物

アルコールを含む飲料

アルコールは胎盤を通して赤ちゃんに届いてしまいます。
赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性がある為、摂取NGです。
見落としがちなのが、甘酒(酒粕で作られた物)やノンアルコールビールです。
どちらもごく少量のアルコールが含まれている場合があります。
必ず商品の表示を確認してから購入しましょう。
尚、米こうじから作られた甘酒は飲んでも大丈夫です。

摂取量に注意が必要な飲み物

カフェインを多く含む飲料

コーヒー、日本茶、ウーロン茶、紅茶、炭酸ジュース等、一般的な飲料にはカフェインが含まれている物が多くあります。
カフェインもアルコールと同様、低体重など赤ちゃんの発育に影響を与える可能性がある為、摂取量には気を付ける必要があります。
コーヒーなら1日にコーヒーカップ1~2杯程度、日本茶なら1日に3~4杯まで、ウーロン茶、紅茶も1日にカップ2~3杯までにしておき、いずれも濃いコーヒーや玉露等の濃いお茶は控えましょう。
元々仕事や家事の合間にコーヒーやお茶をよく飲む習慣があるという方は多いと思います。

今は、カフェインレスのコーヒーやお茶も多く売られていますので、そのような商品も上手く取り入れながら、ストレスなく楽しめると良いですね。
又、炭酸ジュースや栄養ドリンクの中には、コーヒー以上にカフェインを多く含む商品もあります。
炭酸ジュースはのどごしが良く、つわりの時期にも飲みやすいと感じる妊婦さんは多いようです。
甘いジュース等が欲しくなる事もあると思いますが、カフェインの含有量には注意しましょう。
併せて、砂糖が多く含まれているジュース等は、糖分の摂り過ぎにも気を付けたいですね。

ココア

ココアはコーヒー程多くはないものの、カフェインを含んだ飲み物です。
ミルクココアのカフェインは微量である為、あまり気にせず飲めるとされていますが、ピュアココアはややカフェイン量が多い為、過剰摂取に注意が必要です。
加えて、ココアにはポリフェノールが含まれています。
妊娠中(特に妊娠後期)にポリフェノールを過剰に摂取すると、赤ちゃんの血管に影響を及ぼす恐れがあるそうです。
甘いココアはリラックス効果が得られ、寒い季節にはホットで飲みたくなりますが、糖分の摂り過ぎにもならないよう、飲み過ぎには気を付けたいですね。

ハーブティー

ハーブティーは種類が豊富で、カフェインを含まないものが多くあり、華やかな見た目や良い香りでリラックスができると人気のお茶です。
美容に効果的な種類もあり、楽しんでいる妊婦さんも多くいると思います。
しかしながら、ハトムギやカモミール等、子宮を収縮させる作用があるハーブティーもある為、妊娠中にも安心して飲む事ができるのか、商品の表示や店員さんに予め確認の上、購入しましょう。

ルイボスティー

ノンカフェインで香りが良く、飲みやすいハーブティーとして人気のルイボスティー。
よく飲んでいるという妊婦さんも多いと思いますが、ココア同様、ポリフェノールが含まれているため、妊娠中(特に妊娠後期)の過剰摂取には注意が必要だという事が最近分かってきました。
適量は大丈夫ですが、水の代わりにして毎日大量に飲むのは控えましょう。

黒豆茶

黒豆茶もノンカフェインの飲み物です。
栄養が豊富で、冷え性・便秘・むくみの改善など、妊婦にとってマイナートラブルの改善に効果的な飲み物です。
しかし、黒豆茶に含まれる大豆イソフラボンは過剰摂取に注意が必要です。
大豆イソフラボンを過剰に摂取すると、ホルモンバランス(エストロゲンとプロゲステロン)が崩れ、赤ちゃんの発育に影響が出る可能性があるそうです。
1日に1~2杯程度にし、継続して毎日大量に飲む事は控えましょう。

妊娠中に飲める安心な飲み物

ミネラルウォーター・炭酸水(無糖)

水はもちろん安心して飲む事ができます。
物足りないと感じる場合は、レモン果汁を加える等さっぱりとした味にする事で、つわりの時にも飲みやすくなります。

麦茶

麦茶はカフェインを含まない飲み物です。
又、ミネラルが豊富に含まれている事も嬉しいポイントですよね。
冷たい麦茶はゴクゴクと飲めて美味しいですが、体を冷やし過ぎないよう、気を付けましょう。
ホット麦茶にしても美味しいですよ。

そば茶

そば茶もカフェインを含まず、食物繊維や栄養が豊富な飲み物です。
冷え性や便秘の改善に効果があるとされています。

コーン茶

コーン茶もノンカフェインで、とうもろこしの甘みや香ばしさが特徴のお茶です。
食物繊維や鉄分が豊富な為、便秘や貧血に効果があります。

たんぽぽコーヒー(たんぽぽ茶)

たんぽぽコーヒー(たんぽぽ茶)は、たんぽぽの根を焙煎して作られており、コーヒーのような風味が特徴の飲み物です。
コーヒーと名が付いてはいますが、もちろんノンカフェインで安心して飲む事ができます。
利尿作用によりむくみや便秘の改善に効果的で、又、豊富な栄養により母乳の質が良くなる事でも知られています。
妊娠中から授乳期まで安心して飲む事ができます。

まとめ

妊娠すると、基礎代謝が上がり、汗をかきやすくなります。
つわりによる嘔吐でも脱水してしまいます。
又、お母さんの血液が胎盤を通して赤ちゃんへの栄養を届けていますが、血液の半分は水分でできているので、しっかりと水分を摂取してサラサラな血液にしておく事が大切です。
その他、血栓や便秘の予防のためにも、妊娠前よりも積極的な水分補給は欠かせません。

適量を意識すれば、妊娠中にも飲める飲み物はたくさんあります。
お好みの飲み物と共に、毎日リラックスしながら妊娠期間を過ごしましょう!

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