迷惑詐欺メールのご紹介第17弾は国税庁を名乗る詐欺です。
個人的に確定申告をしていない方は当然無視ですが、e-Taxを利用している方や確定申告をされている方はこんなメールが届いたら要注意です!
国税庁を騙った詐欺メールの内容
以下が国税庁を騙った詐欺メールの内容です。
※下記本文内に書かれているURLやメールアドレスには絶対にアクセスしないでください。
届いた時期
2022年9月
メールのタイトル
税務署からの【未払い税金のお知らせ】
差出人
国税庁
in※※@n※a.※※.jp
本文
e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
あなたの所得稅(または延滞金(法律により計算した客勛 について、これまで自主的に納付されるよう催促してきま したが、まだ納付されておりません。
もし最終期限までに 納付がないときは、税法のきめるところにより、不動産、自動車などの登記登録財産や給料、売掛金などの值権など の差押処分に着手致します。
納稅確認番号:****2※※※
滯納金合計:40000円
納付期限: 2022/09/01
最終期限: 2022/09/01 (支払期日の延長不可)
お支払いへ(※URL)
※ 本メールは、【e-Tax】国税電子申告?納税システム(イータックス)にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。
このメールの注意点
- 実際にe-Taxを使っている方はご注意ください。
- 国税局・税務署では、電子メールで納税に関する催告を行っていない。公式サイトにも書かれています。
- 書き出し「あなた」って何様?
- 納付期限と最終期限が同日。ありえねー。
- 飛び先のURLが到底国税庁とは思えない劣悪アドレス。
などなど。
国税局の公式サイトに迷惑メールについて注意喚起されている
国税局の公式サイトには同内容のメールに対して注意喚起をしています。
詐欺メールの特徴
もっともらしい文章ですが、以下の点にご注意ください。
「絶対にクリックしない」が前提です。
差出人のメールアドレスで判断できない時代
昔は差出人のアドレスがそもそもよく分からない所からきていたので判断は簡単でした。現在では見た目本物のメールアドレスで送られてくる事が増えました。
見た目のアドレスはシステム上変更する事が可能なので、アドレスだけで判断はしないでください。
自分の登録名が文章内に無い
登録しているサービスからのメールには、登録名が入ります。大手なら尚更システム管理なので入らない方がおかしいのです。
「山田太郎」で登録しているのなら本来文章の最初に
「山田太郎様」と入るのが普通です。
入っていなければ要注意。
今回は「auのお客様」と内容は深刻なのに、まるでau登録者全員に送るメルマガみたい。
また、メールアドレスで「※※※@gmail.com 様」など、自分のアドレスが様付けされた文章で届く場合もありますが、これもダメです。
アドレスだけ不正に引っ張る事は可能なので、本人メールアドレスで本物の企業メールと思わせているだけです。
日本語がどこかおかしい
気になる方は必ず全文読むようにしてください。
どこからしら日本語の言い回しがおかしい部分がある事が多いです。
またへんな所でスペースが入るなど、日本語を知らない人間が文章を作っているのだろうと予想できます。
例)
本来→ただいま!
詐欺→ただ いま!
ログインなどの案内されるURLが違う
これはパソコンメールの場合は簡単に確認できます。
クリックせずに、マウスをリンク先に乗せるだけでメールソフトブラウザの下の方(メールソフトにより場所は違うかも)に飛び先のURLが表示されます。
スマホの場合は絶対にタップしない事。
どちらにせよ、クリックやタップで押さない事が重要です。
迷惑メール、詐欺メール関連著書一覧
絶対に返してはいけない 迷惑メール、LINE乗っ取りにマジレスしてみた。
5000件以上の迷惑メールから厳選した“絶対に返してはいけない迷惑メール界の大物”と徹底バトル!ROCKET NEWS24編集長の爆笑メールバトルが書籍化!